携帯やスマホをレンタルするなら身分証は必須
一般的にスマホや携帯を使う場合、通信会社で契約して、毎月月額料金を支払って継続的に使い続けるのが主流です。
ただ、場合によっては「ずっとじゃなくて一時的でいいから携帯やスマホを使いたい」などのニーズもあって、携帯やスマホのレンタルサービスも一定の需要があります。
中には「金融事故や滞納等で信用情報にキズが付き、一般的な携帯キャリアでは契約できない(契約時の審査に落ちる)」と言った層の代替先として「スマホや携帯をレンタルする」というケースが昨今増えてきています。
身分証不要の携帯・スマホレンタル業者はない?⇒なし!法律で決まっている
肝心の「携帯・スマホのレンタル時に身分証の提出が不要か」という部分ですが、先に結論から述べると携帯やスマホをレンタルする際、身分証の提出は避けて通れない手続きとなっています。
これは、「携帯電話不正利用防止法」に基づき不正使用を防止する目的で定められているため、国内で提供している全ての携帯・スマホのレンタル業者は全社共通で、顧客が契約する前に公的な身分証明書の提示が義務付けられています。
携帯電話不正利用防止法とは?
携帯電話不正利用防止法(携帯音声通信事業者による契約者等の本人確認等及び携帯音声通信役務の不正な利用の防止に関する法律)とは、匿名で契約された携帯電話(PHSを含む)がオレオレ詐欺をはじめとする特殊詐欺等の犯罪に利用されていたことを受けて成立した、携帯電話事業者に契約者の本人確認を身分証明書等に基づいて行うことを義務付けた法律です。(平成18年4月施行)その後、匿名で契約されたレンタル携帯電話の犯罪利用が問題となったことから、携帯電話を業として有償で貸与するレンタル携帯電話業者にも、レンタル契約者の本人確認を身分証明書等に基づいて行うことを義務付けるなどを内容とする、不正利用防止法の改定が行われました(平成20年12月施行)

この法律は、名義を偽ったり、盗まれた身分証明書を使用したりすることによる特殊詐欺や犯罪を未然に防ぐために作られており、過去にレンタル携帯も特殊詐欺に利用されたことで、現在の身分証の提出が必須という形に改定されています。
携帯・スマホのレンタル時の本人確認で使える身分証明書
携帯やスマホのレンタル時に提示義務のある公的な身分証明書として認められるものには、以下の運転免許証、パスポート、マイナンバーカード、住民基本台帳カードなどがあります。
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- パスポート
- 写真付き住民基本台帳カード
- 小型船舶免許証
- 官公庁が発行した写真付身分証明書
- 身体障害者手帳
- 療育手帳
- 精神障がい者福祉手帳
※詳細は各レンタルサービスの公式ページに必ず記載があるので確認してみて下さい。
これらの身分証明書には、本人確認ができる要素として、氏名、住所、生年月日、そして何よりも重要な顔写真が含まれています。例外的に、顔写真がない身分証明書を提出する場合、住民票の写しなどの補助書類を追加で提出する必要があります。
レンタル企業によっては、オンラインでの本人確認手続きを導入しているところもあります。この場合、身分証明書の写真を撮影し、ウェブサイトやアプリを通じて提出します。それにより、迅速かつ容易にレンタル契約が可能となりますが、セキュリティの観点からも身分証明書の提出は欠かせません。
このように、身分証明書はレンタル携帯を安全に利用するための第一歩となります。適切な身分証明書の提出を通じて、利用者と提供者双方が安心して取引できる環境が確保されるのです。
という事で冒頭の回答としては「身分証不要でレンタル携帯を提供する業者は存在しない」という事になります。(もしあれば違法)
これは、「携帯電話不正利用防止法」によって規定されており、身分証の提示が義務づけられています。この法律は、不正使用を防ぐために設けられており、すべてのレンタル携帯業者がこの規則に従う必要があります。
身分証は最悪住民票でもOK
もし身分証を持っていない場合でも、住民票の提出でレンタル携帯の契約が可能なことがあります。これにより、顔写真付きの身分証明書がない方でも、レンタル携帯を利用することができるようになっています。ただし、この手続きは業者によって異なるため、事前に確認することが重要です。
身分証さえあれば審査不要でスマホ・携帯をレンタルできるサービス
という事で身分証明書さえあれば、審査不要でスマホや携帯のレンタルが可能なサービスについても見ていきましょう。
審査不要でレンタル可能な主要サービスを以下にまとめてみました↓
審査なしの携帯レンタルサービス➀:だれでもモバイル

「だれでもモバイル」はダンディ坂野さんをイメージキャラクターに起用したレンタルスマホ・携帯サービスで有名ですね。
公式ページにも大きく記載されているように、ドコモ、au、Softbank等で強制解約された人でも自分名義のスマホを持つことが出来ます。
また、契約時には審査が無く、支払方法も口座振替が選択可能なので、クレジットカードが無くても契約できるのが特長です。

【だれでもモバイルのサービス概要】
サービス名称: | 「だれでもモバイル」 |
申込時の審査: | 審査無し |
身分証の提出: | あり |
支払方法: | 口座振替(クレカが無くても支払可) |
契約後の名義: | 自分名義で持てる |
初期費用: | ・事務手数料:5,500円⇒0円キャンペーン中 |
月額プラン: | ・1GBプラン:月額3,300円 ・3GBプラン:月額5,500円 ・5GBプラン:月額6,160円 ・10GBプラン:月額7,810円 ・20GBプラン:月額11,110円 |
審査なしの携帯レンタルサービス➁:サンシスコン

同じく審査無し&クレカ無しで契約できるスマホ&携帯レンタルサービスとして定評がありお勧めできるのが「サンシスコン」です。
サンシスコンの場合は、6か月継続利用することで利用端末の名義がMVNO(個人名義)になり、端末の返却も不要になるという画期的なシステムを採用しています。

【サンシスコンのサービス概要】
サービス名称: | 「サンシスコン」 |
申込時の審査: | 審査無し |
身分証の提出: | あり |
支払方法: | 口座振替(クレカが無くても支払可) |
契約後の名義: | 6か月以上の継続利用で自分名義で持てる |
初期費用: | ・事務手数料:980円 |
月額プラン: | ・1GBかけ放題プラン:月額3,278円 ・3GBかけ放題プラン:月額3,580円 ・5GBかけ放題プラン:月額3,980円 ・7GBかけ放題プラン:月額4,380円 ・10GBかけ放題プラン:月額4,680円 ・25GBかけ放題プラン:月額5,580円 |
最低利用期間: | 6か月以上 |
最低利用期間が6か月なので半年以上レンタル利用する予定があるなら有利な条件で使える他、「1年以上」で10%OFFで最大30%OFFまでの長期利用割引があるのも特長です。
電話番号のないプリペイドSIMなら身分証明書不要&審査なしで契約可能
ちなみにスマホや携帯のレンタルと言っても、電話番号がないプリペイドSIMの場合、身分証明書不要で審査なしに契約が可能です。
これは、データ通信専用のサービスであり、音声通話機能がないため、携帯電話不正利用防止法の規制を受けません。このため、身分証明書を持っていない方でも気軽にインターネットを利用することができるようになっています。
プリペイドSIMであればコンビニや家電量販店などでも買い切りで販売されています。他にもAmazonや楽天市場等のネットショッピングでも手軽に購入することが出来ます。
もし電話番号不要でデータ通信だけでいいのであれば、プリペイドSIMを買って手持ちのスマホに差せば問題ないでしょう。
ちなみに電話番号不要でトーク可能なアプリも多く存在するので、単純に通話がしたいだけならこの方法が最も手っ取り早いと言えます。
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